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〜ミシンとハンドメイド〜
ミシン

【初心者必見】『ミシンってどんな種類があるの?』をわかりやすく説明

はじめまして!元ミシン屋のけいまると申します。最近はおうち時間が増えたこともあり、ハンドメイドが流行っていますよね。自分好みのポーチなどの小物やスカートやパンツなどの洋服を作ってみたい!だけどそもそもそれらを縫うためのミシンを持っていない。『そもそもミシンってどんな種類があるの?』そんな方の為にこの記事ではミシンの種類についてご紹介させていただきます。今後、ミシンを購入する際の参考にしていただけたら嬉しいです!それでは早速ご紹介して行きましょう!!

ミシンは大きく分けて3種類

 

・家庭用ミシン

初心者〜中級者にオススメなのが「家庭用ミシン」。縫い模様は直線、ジグザグ、ボタンホールや機種によっては簡単な模様を入れることもできる。重量は4kg〜10kgくらいなので少し重たいかも知れないが持ち運びができる。機能的にも自動糸通し、自動糸調子、糸切りボタンなど初心者や中級者にとって使いやすい優しい機能が搭載されているミシンもある。ミシンを使ったことのない人や慣れていない人は家庭用ミシンを選んで間違いないだろう。

 

・職業用ミシン

上級者にオススメなのが「職業用ミシン」。基本的に直線しか縫うことができない。なので、職業用ミシンを使用したければ、縁をかがるためのミシン「ロックミシン」も必要になるでしょう。「職業用ミシン」の重量は10kg以上あるものが多く重たいが、高速で縫製してもミシン本体がガタガタしにくい。趣味だけではなく仕事で使用している人も多いため、使用頻度が多くても長期的に使用できる耐久性がある。家庭用では物足りなくなってきた上級者の方はこちらの「職業用ミシン」を選択しても良いでしょう。

 

・工業用ミシン

主に工場などで使用されている「工業用ミシン」。基本、手に入ることはない。工業用ミシンの中には様々なものがある。持ち運ぶことはできないですし、とても高額なものが多いので工業用ミシンというものがあるんだな。くらいに覚えておけばいいでしょう。

 

ということでこれからミシンをはじめてみたい。というような初心者の方は「家庭用ミシン」を選択されるのがオススメです。「家庭用ミシン」の中には「電動ミシン」「電子ミシン」「コンピューターミシン」の3種類があります。続いては3種類の「家庭用ミシン」についてご案内していきます!

家庭用ミシンの種類も大きく分けて3種

先ほども少しお話しさせていただきましたが、「家庭用ミシン」には「電動ミシン」「電子ミシン」「コンピューターミシン」があります。それぞれにメリット・デメリットがあり使う人に合わせた購入をオススメします。下記では3種類のミシンの特徴とオススメ厳選3機種をご紹介いたします。どの種類のミシンがいいのかが決まったらご紹介しているミシンから選べば使いにくい。ということはないかと思います。それではご紹介して行きましょう!

ミシンメーカーの違いについてはココ!!

電動ミシンとは

電動ミシンはフットコントローラーという足でペダルを踏んで使用するミシンです(手元にスタート・ストップのボタンがありません)。このミシンをオススメする方は『コンピューターミシンが使いやすいのはわかっているけど、昔からあるタイプのミシンが使いたい』というような人にオススメです。上下の糸調子を合わせたり、フットコントローラーを踏み込む強さで生地を貫通する強さが変わったり、お世辞にも使いやすいミシンではないです。現在、「電動ミシン」よりも簡単に使えるミシンが登場しています。あくまで昔から「電動ミシン」を使用している人なら使うことのできるミシンです。

 

電動ミシン オススメ厳選3選

 

シンガー SN20A

小型・軽量タイプで持ち運びラクラク♪価格が1万円前後なのでお求めやすいですね。

 

ジャノメ JN508DX

水平釜なので基本的には下糸の調子を合わせる必要がありません。フットコントローラータイプなので踏み込む強さでスピード調節できる。

 

シンガー SN773K

デニムでも縫えるパワーがあります。フットコントローラーを強く踏み込めば裾上げもできちゃう。ブラックのボディもかっこいいですね!男性へのプレゼントにいいかも♫

 

電子ミシンとは

「電子ミシン」とは電子制御しているミシンです。現在、発売されている「電子ミシン」は比較的小型のものが多く”ちょっと縫い”がしたいときに便利。縫い模様を選ぶ時はダイヤルをガチャガチャ回して簡単に選べる。手元にあるスタート・ストップボタンをワンタッチするだけで簡単に縫い始めることができます。手元のスタート・ストップボタンではなくフットコントローラーで操作がしたければ別売りになってしまう機種が多いですが利用可能。『年に1、2回使用したいなー』くらいの人にちょうどいいかもしれませんね!

 

電子ミシン オススメ厳選3選

ブラザー N39-Y

4.2kgの軽量タイプ。持ち運びも簡単!自動糸通しが搭載しているので縫う前の準備も○。ちょっとした小物を縫いたい時に活躍してくれます。

 

ジャノメ N-265

5.5kgで上記のミシンより少し重たいですが、安定感があります!安定感があることでスピードを出して縫ってもミシン本体がガタガタ動きにくい

 

HZL-40

ゆっくり進むボタンが搭載!押すと名前の通り縫いスピードがゆっくりになるので初心者さんにはありがたいですね。

 

コンピューターミシンとは

「コンピューターミシン」とはコンピューター制御をして動作するミシンです。コンピューターと聞くと『壊れやすそう』『操作が難しそう』という印象を持たれている人もいらっしゃると思いますがそんなことはないので心配いりません。私が初心者〜中級者の方に最もオススメしたいのが「コンピューターミシン」です。物にもよりますがとにかく初心者にやさしい使いやすい機能が搭載されているミシンが多いです。例えば、ミシンの操作に慣れていない人が一番苦労すると言われているのが上糸と下糸の調子を合わせること。糸調子が合っていないと表側や裏側の生地に縫い目がポツポツと現れることがあります。それを綺麗な縫い目にするために上糸や下糸の調子を合わせないといけません。ですが「自動糸調子」機能が搭載されているミシンなら基本的には何も手を加えないでドンドン縫っても綺麗な縫い目があらわれます。この機能以外にもこれから下記でご紹介するミシンには様々な便利機能が搭載していますので初心者〜中級者の方はこちらを参考ししていただけたらストレスの少ないソーイングライフを楽しむことができるでしょう!

コンピューターミシン オススメ厳選3選

ジャノメ JN810

コンピューターミシンの中でも私が一番オススメしたいミシンです!実際に私も所有していますが、機能的にもお値段的にもとてもコスパの高いミシンだと考えています!使いやすい機能としては先ほどご紹介した「自動糸調子」、針穴に簡単に糸を通せる「自動糸通し」薄地や厚地など生地を選ばず綺麗に縫える「7枚送り歯」、縫い終わりにワンタッチするだけで上下の糸をカットできる「自動糸切り」。この他にもここではご紹介しきれないほどの便利機能が搭載されています。

 

JUKI HZL-G100B

ミシンは生地の下にある送り歯が動いて生地を送りながら縫っています。HZL-G100Bでは工業用ミシンで採用されている「BOX送り」が使われています。「BOX送り」とはとても薄い送りづらい生地でもしっかり送り縫うことができる機能です。厚地が縫えるかどうかを気にされるお客さんが多いですが、実は厚地よりも薄地を綺麗に縫う方が難しいのです。その薄地をキレイに縫うを叶えてくれるミシンです。(もちろん厚地もしっかり縫えます)。

 

ブラザー オリビア500

基本に忠実なミシンです。「自動糸調子」「自動糸通し」や「自動糸切り」などの機能はもちろん縫い模様を選択するのにもワンタッチで選択できます。そして針より右側のスペースが広いので大きな洋服などを縫うときでも生地が邪魔になりにくく縫いやすいです。ミシンは長期的に使用する道具ですので、『将来的に洋服を縫うのにも挑戦して行きたい!』という初心者さんはこちらをご検討していただくのもいいかもしれませんね!

 

最後に

いかがでしたでしょうか?ミシンと一言で言っても様々なミシンがあります。使う人のレベルや何を縫いたいかによって選ぶミシンが変わってきます。基本的にミシンの操作に慣れていない人はコンピューターミシンなどの使いやすい機能が搭載されたミシンを選択しましょう。言い方が良くないかもしれませんが、腕がない分便利なミシンに助けてもらう。そのような考え方でミシンを選んだ方がいいかもしれませんね(笑)最初に持つミシンが良いミシンか悪いミシンかによって今後、手芸が趣味になるのか苦手なものになるのかが決まると言っても過言ではないので是非こちらの記事を参考にしていただき手芸を趣味にしていただけたら嬉しいです!

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はじめまして!元ミシン屋のけいまるです。このサイトではミシンやハンドメイドについての記事を取り扱っています。ミシンを買おうか迷われている方やどのミシンにしたらいいのかわからない。そんなあなたの参考になる記事を書いています。 Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。